2023年の穀物生産は前年比11.8%増加の2億9,360万トン予想(2022年12月8日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の11月の穀物生産調査によると、2023年度の穀物生産は、前年比11.8%に相当する3,090万トン増加の2億9,360万トンが見込まれている。

今年11月の2022年度の穀物生産の最終予想では、前年比3.7%に相当する940万トン増加の2億6,270万トンを予想、耕作面積は6.8%に相当する470万ヘクタール増加の7,320万ヘクタール、米、トウモロコシ及び大豆の生産量は穀物全体の91.5%を占め、耕作面積は87.0%を占めている。

今年のトウモロコシの耕作面積は前年比10.2%増加、内訳は第1期作は6.6%増加、第2期作は11.4%増加、原綿は17.9%増加、大豆は4.8%増加、小麦は11.8%増加した一方で米の耕作面積はマイナス3.2%と減少予想となっている。

今年の棉生産は15.2%増加、小麦22.3%、トウモロコシ25.5%それぞれ増加予想の一方で、トウモロコシの第1期作はマイナス1.0%に対して、第2期作は36.4%と大幅増加、大豆生産はマイナス11.4%、米はマイナス8.2%が見込まれている。

2023年度の穀物生産予想の2億9,360万トンの内訳は、大豆生産は前年比22.5%に相当する2,686万トン増加、第1期作のトウモロコシは15.8%に相当する402万トン増加、第2期作は1.9%に相当する159万トン増加、原綿は0.8%に相当する3万1,682トン増加、第1期作のフェジョン豆生産は4.2%に相当する4万5,884トン増加が予想されている。

一方減産が予想されているのは、米生産はマイナス3.1%に相当する33万2552トンの減産予想、第2期作のフェジョン豆はマイナス10.4%に相当する13万9,842トン、第3期作のフェジョン豆はマイナス1.0%に相当する6,542トン、小麦マイナス12.0%に相当する114万トンが見込まれている。

今年11月の2022年度の地域別穀物生産予想では、中西部地域は全体の49.7%に相当する1億3,070万トン、南部地域は24.8%に相当する6,520万トン、南東部地域10.6%に相当する2,780万トン、北東部地域9.7%に相当する2,540万トン。北部地域は5.2%に相当する1,350万トンが見込まれている。

 

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