今年の電気電子業界の実質売上は前年比マイナス2.0%の2,204億レアル予想(2022年12月8日付けヴァロール紙)

今年の電気電子業界の実質売上は、コンピューター、家電などを含む消費財部門の不振が牽引して前年比マイナス2.0%の2,204億レアルに留まるとブラジル電気電子工業会(Abinee)では予想している。

また今年の電気エネルギーの発電、送電、配電 (GTD)分野の売上は前年比13.0%増加、産業オートメーション分野12.0%増加、産業機器分野は10.0%増加とそれぞれ二桁台の増加が予想されている。

一方情報機器分野はマイナス6.0%、セルラー電話分野マイナス2.0%、電気電子関連家庭用品分野はマイナス11.0%と二桁台の落込みが予想されている。

Covid‐19パンデミック時の2020 年並びに2021 年には、他の電子消費財部門の中でも特に携帯電話やコンピューターなどの製品の販売が、ホーム オフィスと通信教育により平均を上回って増加した経緯があったために、今年は落ち込みが見込まれているとブラジル電気電子工業会(Abinee)のHumberto Barbato会長は指摘している。

Covid‐19パンデミックが始まって以来、世界的な半導体や電子部品の供給問題が発生しており、また今年はロシアによるウクライナ侵攻や中国政府によるゼロコロナ対策強化が更に輪をかけている。

今年のブラジルの電子電子業界の輸出は、昨年の57 億ドルから 66 億ドルと16% 増加が見込まれている一方で、輸入は昨年の402億ドルから459億ドルと14.0%増加が見込まれている。今年の貿易収支は393億ドルの赤字が見込まれている。

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