ブラジル地理統計院(IBGE)の発表によると、今年11月のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は、0.41%と10月の0.59%から大幅に減少している。
Valor Data社が36コンサルタントや金融機関対象の調査によると。11月のIPCAの最低予想は0.45%、最高予想は0.65%、平均予想は0.54%であった。
11月のIPCA指数0.41%は、2018年以降では最低のIPCA指数を記録、昨年11月のIPCA指数は0.95%であった。また今年7月のIPCA指数はマイナス0.68%、8月はマイナス0.36%、9月のIPCA指数はマイナス0.29%と3カ月連続でデフレを記録していた経緯があった。
今年11月の過去12カ月間の累計IPCA指数は、5.90%と10月の6.47%から0.50%以上減少、2021年9月のIPCA指数10.25%から2022年7月の10.07%と11か月間連続で二桁台のインフレ指数を記録していた。
しかし11月の過去12カ月間のIPCA指数は、中銀の今年のIPCA指数の中央目標値3.50%及び許容上限値5.0%を依然として上回っている。今年初め11か月間の累積IPCA指数は5.13%となっている。