2019年の社会保障関連改革の実施にも関わらず、2023年度の社会保障院(INSS)の赤字をカバーするために連邦政府は3,630億レアルに達する財政支出を余儀なくされると予想されている。
今年の社会保障院(INSS)自体の赤字は2,672億レアル、連邦政府職員給与向け支出による赤字は473億レアル、連邦政府軍部向け支出は485億レアルの赤字が見込まれている。
この社会保障関連赤字予測は、ボルソナロ前政権の経済チームによって検討、予算案が作成され、昨年8 月に国会に送られ、年末に承認されている。 2022 年末までの社会保障院(INSS)自体の赤字は2,575 億 8,200 万レアルであった。 また昨年11 月までの 12 か月間で、連邦公務員と連邦軍部向け年金赤字は 1,082 億レアルに達している。
社会保障関連分野スペシャリストによると、2019年の社会保障関連改革は爆発的な支出増加を防ぐという目的を達成したことを示しているが、社会保障関連の赤字は依然として高く、財政赤字削減の足枷になっているとカルロス・ルピ社会保障相は指摘している。
Lupi社会保障相は、今週火曜日の就任演説で、社会保障改革の修正を擁護し、連邦政府の社会保障関連専門家と労働市場を騒がせたが、ルイ・コスタ官房長官などの閣僚による発言否定を余儀なくされた。