2022年の新車販売台数は前年比マイナス0.7%に留まる(2023年1月5日付けヴァロール紙)

自動車販売代理店が加盟する全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)の発表によると、2022年のトラックやバスを含むブラジル進出自動車メーカーの新車販売は、半導体供給問題やロシアによるウクライナ侵攻による部品物流問題の加担して、前年比マイナス0.7%に相当する210万4,000台に留まっている。

年末休暇向けの自動車メーカーの集団休暇導入などにも関わらず、2022年12月の新車販売は前年同月比4.78%増加の21万6,920台、また前月比では6.3%増加を記録している。

5日の全国自動車販売業者連盟(Fenabrave)では、2023年の新車販売は前年比僅か0.1%微増に留まると悲観的な予想に留まっている。

2023年の自動車メーカーでは、新車生産のための部品不足、特に自動車向け半導体の世界的な供給問題に加えて、政策誘導金利Selicが13.75%で高止まりしているために、新車購入希望者向けクレジット金利及び与信強化で悲観的な予想にならざるを得ない。

新車販売がCovid‐19パンデミック前の2019年の279万台までのレベルに戻るためには、世界的な半導体供給問題の解決、高止まりしているインフレ指数やクレジット金利、ルーラ新政権による経済活性化政策の導入などが不可欠となっている。

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