2022年11月のサービス部門提供量は前月比変わらず(2023年1月12日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2022年11月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比同率も10月のマイナス0.5%から増加を記録、Covid‐19パンデミック前の2020年9月の水準を10.7%上回っている一方で、過去最高であった2022年9月の水準を0.5%下回っている。

昨年11月のサービス部門提供量は前年同月比6.3%増加、昨年初め11月間の累計サービス部門提供量は前年同期比8.5%増加、昨年11月の過去12カ月間の累計サービス部門提供量は、8.7%増加も10月の9.0%増加から減速している。

昨年11月のサービス部門提供量(生産性指標)は、大枠の5部門のうち3部門でマイナスを記録、特に情報・通信サービス部門は、マイナス0.7%と昨年7月から10月までの累積提供量5.1%増加から反転している。またその他のサービス部門はマイナス2.2%、一般家庭向けサービス部門は、マイナス0.8%と10月の2.8%増加からマイナスに転じている。

一方昨年11月のサービス部門提供量(生産性指標)で増加を記録した部門として、教育・研究機関などの公共サービス部門提供量は、0.2%増加と10月のマイナス0.9%から反転している。

昨年11月のサービス部門提供量の前年同月比は6.3%増加と21カ月連続で増加を記録、また調査対象の5部門すべてで増加を記録、調査対象の166セクターのサービスのうち 59.6% で増加を記録している。

輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門提供量は10.4%増加、特に貨物の陸上輸送部門が牽引している。また教育・研究機関などの公共サービス部門は7.2%、情報・通信サービス部門3.1%、一般家庭向けサービス部門7.8%、その他のサービス部門はレンタカー会社の収益が牽引して0.6%増加している。

昨年11月の過去12カ月間の累積サービス部門提供量比較では、調査対象の5部門のうち4部門で増加を記録、特に輸送・輸送補助サービス・郵便サービス部門提供量は13.6%増加、一般家庭向けサービス部門25.8%、教育・研究機関などの公共サービス部門7.7%増加、情報・通信サービス部門は3.7%増加、唯一マイナスを記録したのは、その他のサービス部門でマイナス3.3%であった。

特にマイナスのインパクトが顕著であった州として、ブラジル経済を牽引するサンパウロ州はマイナス0.5%、マット・グロッソ州マイナス7.9%、ブラジリア連邦直轄地マイナス4.0%、アマゾナス州マイナス6.7%、ミナス州マイナス1.0%、一方増加を記録したのはリオ州の2.2%増加、パラナ州及び南大河州はそれぞれ1.7%増加を記録していた。

 

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