16日のブラジル中央銀行の最終フォーカスレポートは、今年のGDP伸び率を前回予想の0.78%から0.77%と若干下方修正している。
また2024年のブラジルのGDP伸び率は前回同様に1.50%に据え置いている。一方2022年のGDP伸び率は前回予想の3.03%から3.02%に微修正している。2022年のブラジルの正式なGDP伸び率及び昨年第4四半期のGDP伸び率は3 月 2 日にブラジル地理統計院(IBGE)から発表される。
2023年のインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)は前回予想の5.36%から5.39%と若干上方修正されたが、2024年の IPCA指数は3.70%に据置、2025年は3.30%から3.50%に上方修正されている。
今年末の政策導入金利(Selic)は前回予想の12.25%から12.50%に上方修正されたが、2024年末のSelic金利は9.25%に据置、2025年末のSelic金利は8.00%から8.25%に上方修正されている。
今年の連邦政府のIPCA指数の中央目標値は3.25%、2024年及び2025年は3.00%、許容範囲は±1.50%に設定されている。また今年末のレアル通貨に対するドルの為替はR$5.28%に据置、2024年末及び2025年末のドルの為替はR$5.28に据え置かれている。
的中率の最も高いトップ5の今年末のIPCA指数は5.12%から5.44%と大幅に上方修正された一方で、2024年末のIPCA指数も3.45%から3.47%に若干上方修正された一方で、2024年末のIPCA指数は3.18%から3.00%に下方修正されている。
またトップ5の今年末のドルの為替は前回予想のR$5.25からR$5.40、2024年末はR$5.26からR$5.41、2025年末はR$5.30からR$5.65に修正されている。