2022年末の公的債務残高は前月比1.37%増加の5兆9,510億レアル(2023年1月26日付けヴァロール紙)

26日のブラジル国庫庁の発表によると、ブラジル政府の2022年12月末の公的債務残高は前月比1.37%増加の5兆9,510億レアルに留まり、国庫庁の年間ファイナンス計画(PAF)の公的債務残高の目標許容範囲の6兆レアル~6兆4,000億レアルを下回った。

2022年12月末の対内債務残高(DPMFi) は、前月比1.48%増加の5兆6,980億レアルを記録、対外債務残高は、マイナス0.89%の2524億5,000万レアルであった。

昨年12月のブラジル国債発行総額は317億9,000万レアルの一方で、国債償還総額は55億4,000万レアル、発行総額から償還総額を差引いた純国債発行残高は266億1,000万レアルを記録している。

純国債発行残高262億5,000万レアルの内訳は、対内債務残高(DPMFi)向けの国債発行は266億1,000万レアルの一方で、ブラジル外債の償還総額が3億6,000万レアルを占めている。

昨年12月末の過去12カ月間に償還期間を迎えたブラジル国債は全体の22.07%と昨年11月末の22.13%よりも若干減少している。昨年12月末のブラジル国債の平均償還期間は3.9年と11月末の3.98%よりも若干減少、昨年末の世界各国の国債の平均償還期間は前月の5.3年から5.22年に短縮されている。

昨年末の後付け金利付き国債は全体の38.25%と11月末の38.18%よりも若干増加、昨年1年間では38.0%~42.0%の発行率内での変動であった。

一方昨年末の確定金利付き国債は11月末の27.03%から27.01%と若干減少、物価連動国債は30.26%、為替変動国債は4.48%であった。

また確定金利付き国債の昨年1年間の変動率は24.0%~28.0%、物価連動国債は27.0%~31.0%、為替変動国債は3.0%空。0%であった。

昨年末の海外投資家のブラジル国債の所有率は9.45%と11月末の9.36%から若干増加の5,334億8,000万レアルであった。また投資ファンドの所有率は22.83%、社会保障関連機関は22.83%、金融機関は29.12%、政府機関は4.33%、保険関連機関は3.98%であった。

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