ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)のインフレ調査によると、2023年1月の住宅賃貸料調整基準となるインフレ指数の総合市場物価指数(IGP-M)は、前月の0.45%増加に続いて0.21%上昇を記録している。
Valor Data 社の21社のコンサルタント会社や金融機関対象の調査では、1月の総合市場物価指数(IGP-M)の最低予想は0.06%増加、最高予想は0.62%増加、平均予想は0.29%増加と予想枠内に収まっている。
今年1月の過去12か月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は3.79%、昨年1月の総合市場物価指数(IGP-M)は1.82%、過去12か月間の累積総合市場物価指数(IGP-M)は16.91%と二桁台のインフレ指数を記録していた。
60%のウエイトを占める1 月の総合生産者物価指数 (IPA-M) は、昨年12月の0.47%増加から0.10%増加に減速している。「IGP-M指数の構成指数の中で、生産者指数はインフレ圧力低下を記録し続けており、原材料価格は 2.09% から 1.55% に減速し、マイナス0.30% から マイナス1.06% に変化した中間財価格のうち、価格がさらに下落した生産用燃料および潤滑油価格はマイナス2.26% からマイナス5.05% まで低下している。
一方生産者のインフレ指数の反対方向にある消費者のインフレ指数は、昨年12 月の0.44% から 0.61% に上昇しており、上昇要因として学校の授業料金の再調整で平均 4.55% 上昇している。