昨年のブラジル保険業界の売上は前年比16.0%増加の3,560億レアル(2023年2月3日付けヴァロール紙)

ブラジル保険連合(CNseg)の発表によると、2022年の健康保険部門と自動車強制保険(DPVAT)を含む保険業界の総売上は、前年比16.0%増加の3,559億レアルを記録、昨年12月の売上は、前年同月比8.5%増加の337億レアルであった。

ブラジル保険連合(CNseg)は、昨年の保険業界は各種保険料値上げに加えて、セキュリティ保護関連商品に対する需要増加で、保険補償、償還、福利厚生などの支払いが増加した。昨年の健康保険部門と自動車強制保険(DPVAT)を含まない保険業界の総売上は、15.5%増加の2,194億レアルを記録している。

昨年のブラジルの保険業界の保険補償、償還、福利厚生などの保険料支出総額は、2023年度のサンパウロ州政府の予算の75%以上に匹敵する保険料を記録している。

昨年12月の保険業界の保険契約者に対する保険料支払い総額は、前年同月比5.2%増加の189億レアルに達している。

昨年のブラジルの保険業界は、保険料支払い金額は保険契約増加と均整の取れたポディティブな結果になったとブラジル保険連合(CNseg)のDyogo Oliveira会長は説明している。

昨年のブラジルの保険業界を牽引したのはサンパウロ州で、同州の保険業界の売上は1,384億レアルに対して、保険料支払い総額は440億レアルであった。またリオ州の保険業界の売上は345億レアル、ミナス州は303億レアルを記録している。

昨年の保険業界で最も保険収益が増加したのは旅行保険で前年比166.7% 増加、農業関連保険は 39.5%増加、自動車関連保険は 32.9% 増加、輸送関連保険は25.1%増加を記録している。

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