2022年の鉱工業部門生産は調査対象の15地域のうち8地域で増加を記録(2023年2月10日付けIBGEサイトより抜粋)

ブラジル地理統計院(IBGE)の調査によると、2022年12月のブラジルの鉱工業部門生産の前月比の調査では、調査対象の15地域のうち10地域で増加を記録、また2022年1年間の鉱工業部門生産は調査対象の15地域のうち8地域で増加を記録している。

昨年12月の州別鉱工業部門生産の前月比でマイナスを記録したのは、パラー州のマイナス9.1%が最大の落ち込みを記録、次いでエスピリット・サント州はマイナス8.4%、生産減少要因として鉄鉱石の採掘産業セクターの後退、次いで原油、ペレット化または焼結鉄鉱石、天然ガス、非金属鉱物製品、冶金などが足枷となっている。

パラナ州の鉱工業生産がマイナス4.2%を記録した要因として、 石油デリバティブ部門のディーゼル燃料と燃料油の生産が減少が足枷となった。サンタ カタリーナ州のマイナス4.3%の要因として水着などのテキスタイル部門を調査アナリストのベルナルド アルメイダ氏は指摘している。

また昨年1年間の鉱工業部門生産が前年比でマイナスを記録したのは、セアラー州はマイナス4.9%、ペルナンブーコ州マイナス2.3%、ミナス州マイナス1.3%、北東部地域マイナス1.0%を記録している。

昨年1年間の鉱工業部門生産が前年比で大幅な増加を記録したのは、穀倉地帯を抱えているマット・グロッソ州は19.4%と大幅な増加を記録、特に冷凍、生鮮または加工牛肉、バガス、ふすま、その他の大豆油抽出の残留物などの食品部門、コークス、石油製品、エチルアルコールなどのバイオ燃料などの燃料部門が牽引していた。

昨年1年間の鉱工業部門生産が前年比でプラスを記録したのはリオ州は4.6%増加、アマゾナス州3.8%、バイア州2.4%、ゴイアス州1.4%、南大河州は1.1%とそれぞれ1.0%以上増加を記録した一方で、サンパウロ州は僅か0.2%の微増に留まっている。

2022年の鉱工業部門生産の州別伸び率の比較

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