2022年のブラジル国内の養殖漁獲量は前年比2.3%増加(2023年2月27日付けヴァロール紙)

ブラジル養殖魚協会(Peixe BR)の発表によると、2022年のブラジル国内の養殖漁獲量は、前年比2.3%増加の86万400トンを記録している。

Covid‐19パンデミック及びロシアのウクライナ侵攻などの影響で、昨年の世界経済は停滞傾向を示しており、また生産コストの上昇、国際貿易の不均衡があった時期とブラジル養殖魚協会(Peixe BR)のFrancisco Medeiros会長は指摘している。

ブラジル養殖魚協会(Peixe BR)では生産コスト上昇も魚の養殖に悪影響を与えており、またインフレや金利の高止まりなどもブラジル人の魚の購買力低下で消費が低迷しているとFrancisco Medeiros会長は指摘している。

2022年のブラジル国内のチラピアの養殖生産量は前年比3.0%増加の55万トンに達し、養殖魚生産量の64.0%を占めている。またブラジルはちらぴら生産では世界4位にランク付けされている。

特に昨年のパラナ州でのチラピア生産は前年比3.2%増加の18万7,800トンを記録、南大河州、サンタ・カタリーナ州及びパラナ州の南部地域のチラピア生産はブラジル国内の43.5%に相当する23万9,300トンを記録している。

また南東部地域の昨年のチラピア生産は全体の27.1%に相当する14万9,100トン、特にサンパウロ州はパラナ州に次いで2位、ミナス州は3位、エスピリット・サント州は9位にランク付けされている。

昨年の北東部地域でのチラピア生産は前年比5.2%増加の10万300トンの一方で、中西部地域はマイナス3.2%の5万9,650トンに留まっている。

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