連邦政府は、官報でガソリンとエタノールの連邦税復活に関する 暫定令MP発行。(2023年3月1日付けヴァロール紙)

連邦政府は、3月1日に官報(DOU)でガソリンとエタノールの連邦税復活に関する暫定令MP発行した。昨年の大統領選挙でルーラ候補と第二次決戦で不利になると判断して燃料に関する社会統合計画賦課金(PIS)及び社会保障賦課金(Cofins)を一時的に免税していた経緯があった。

しかし昨日の午前中にペトロブラス石油公社は、ガソリン及びディーゼル燃料の値下げを発表していたが、午後にはフェルナンド・ハダジ財務相がガソリンとエタノールの連邦税復活を示唆していた経緯があった。

ガソリンの場合、課税は 1 立方メートルあたり 470 レアル、つまり 1 リットルあたり 0.47 レアルで、そのうち約 0.08 レアルが PIS で、0.38 レアルが Cofins であった。 エタノールの場合、課税は 1 立方メートルあたり 20 レアル、つまり 1 リットルあたり 0.02 レアルであった。

暫定令MP は今年6 月 30 日まで適用され、「原油または瀝青鉱物からの油」に対する 9.2% の輸出税率を加えている。

リットルあたりの PIS/Cofins 税率と輸出税は、2月28日の昨日、Fernando Haddad財務相 がすでに発表していた経緯があった。

ペトロブラスは石油およびディーゼル燃料の卸売価格を明日から引下げる(2023年2月28日付けヴァロール紙)

.ペトロブラス石油公社は、31日から同公社傘下の石油製油所の石油およびディーゼル燃料価格を国内外の価格差の解消に向けて引下げると発表している。

ペトロブラスは石油製油所の1リットル当たりのガソリンAの卸売価格を現行の3.31レアルから3.18レアルの0.13レアルの引下げを行うが、値下げ率は3.93%に相当する。

またディーゼル燃料も現行の4.10レアルから4.02レアルの0.08レアルの引下げを行うが、値下げ率は1.95%相当となっている。

ペトロブラスは、一般消費者向けのガソリンポストで販売されているガソリンの組成として73%のガソリンと27%の無水エタノールの必須混合で、一般消費者向け価格のペトロブラスの取分は1リットル当り2.32レアルと説明している。

またディーゼル燃料の場合は、混合率はディーゼルA90%、バイオディーゼルが10%、ペトロブラスの取分は1リットル当りの取分は3.62レアルとなっている。

ペトロブラスはブラジル国内市場における石油と天然ガス派生品の価格形成において、レアル通貨に対するドルの為替レートの接続的なボラティリティの転嫁を回避する。同社は、消費者への燃料価格の形成と構成に関する詳細情報は同社のウェブサイトで入手できると説明している。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=52643