今年初め2か月間のブラジルの化学業界の貿易収支赤字が8.7%縮小(2023年3月13日付けヴァロール紙)

ブラジル化学工業協会(Abiquim)の発表によると、2023年初め2か月間のブラジル化学業界の貿易収支赤字は前年同期比8.7%縮小の74億ドルに留まった。

今年初め2か月間のブラジル化学業界の輸入総額は8.3%縮小の97億ドルに対して、輸出総額も7.0%縮小の23億ドルを記録。輸入量は10%縮小、輸出量も3.2%縮小している。

今年2月のブラジル化学業界の輸入は前年同月比22.7%縮小の43億ドル、輸入量は330万トンと2020年2月以降では最低の輸入量を記録している。今年2月のブラジル化学業界の輸出は14.9%縮小の11億ドル、輸出量は14.9%縮小の110万トンに留まった。

ブラジル化学工業協会(Abiquim)経済戦略部門のFátima Giovanna Coviello Ferreira,取締役は、化学業界に対する特別制度(Reiq)の復活と、共通対外関税(Letec)の例外リストからの熱可塑性樹脂の削除など、2つの緊急課題を指摘している。

Reiq の再活性化と熱可塑性樹脂の輸入料金適用の再開は、国内の産業活動に必要な法的安全を再確立し、現時点で外部の脆弱性から国内市場を保護するための緊急かつ不可欠な措置であり、かなりの世界的な生産能力過剰に陥っていると説明している。

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