チリ外務省関連機関のProChileの統計によると、2022年のチリからブラジルへの食品関連輸出は、前年比21.9%増加の13億ドルを記録している。
地理的な優位性と2021年にブラジルとの間で自由貿易協定締結でサインされた影響で、チリからブラジルへの食品関連輸出が年々増加傾向を示してきている。
今年はブラジル国内でも特に北東部地域及びアマゾナス地域でのチリ産食品販売拡大をターゲットにしているとProChileのHugo Corales取締役は説明している。
2022年のチリからブラジルへのサーモンなどの海産物輸出は、前年比20.3%増加の8億700万ドルを記録、食肉は48.5%増加の1497万ドルを記録している。
また昨年のチリ産生フルーツ輸出は78.7%増加の1億2,325万ドル、生鮮野菜は282.8%増加の1,535万ドルを記録している。ワインなどの飲料輸出は1.0%微増の180万ドルに留まったが、チリ産ワインはブラジル国内の輸入ワインの44.29%を占めている。