今年2月の製造業部門生産は、2月としては2017年2月以降では最低(2023年3月16日付けヴァロール紙)

全国工業連合会(CNI)の調査によると、2023年2月の製造業部門の生産指数は、1月の47.9ポイントから45.2ポイントと2.7ポイントと大幅な減少を記録、また雇用指数も49.2ポイントから48.5ポイントに減少している。

製造業部門指数の範囲は 0ポイントから100ポイント で、分岐点の50ポイントから離れてゼロに近づくほど、状況が悪化する一方で、100ポイント近づくほど良好な数字となっている。

例年の1月及び2月の年初は一般的に指数は悪化傾向となっているが、今年は特に生産指数及び雇用指数が例年よりも悪化している。今年2月の製造業部門の生産指数45.2ポイントは、2017年2月以降では最低を記録、また過去の平均指数46.5ポイントを大幅に下回っていると全国工業連合会(CNI)経済分析担当のMarcelo Azevedo氏は指摘している。

製造業部門各指数調査は、今年3 月 1 日から 9 日までに 1,637 社の小企業、中企業、および大企業の生産評価に対する月次調査であり、 就業者数; 設備容量の平均利用率; 今後の予想在庫レベルと実際の在庫調査が対象となっている。

今年2月の製造業部門の設備稼働率(UCI)は、67ポイントと前2カ月間と同じ水準で推移しており、過去平均の設備稼働率(UCI)67.5ポイントに接近してきている。

2月の先行き計画在庫レベル指数は50.6ポイントに達し、境界レベルの50ポイントを若干上回っている。一方現実在庫水準指数は、51.2ポイントと適正理想在庫レベルをわずかに上回っており、需要が供給よりも若干下回っている。

今年3月の投資意向指数は 53.6 ポイントで、2 月に比べて 0.4 ポイント低下している。 ただし、過去平均の 51.5 ポイントを上回って推移しており、通常の水準を上回る投資を行う意向を示している。

 

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