中国政府はブラジル産牛肉輸入を再開(2023年3月23日付けヴァロール紙)

中国政府は、1ヶ月前からブラジル国内で狂牛病の発生の影響で、ブラジルは中国向け牛肉輸出を自主規制していたが、中国税関総局(GACC)は23日からブラジル産牛肉に対して輸出許可を出している。

パラー州マラバ市の小規模牧畜農場で9歳と高齢の牡牛で狂牛病発生の可能性が疑われるために、2015年に中国との間で交わされた二国間の禁輸措置を発令して、ブラジル政府は2月23日から中国向けのブラジル産牛肉輸出停止措置を行っていた経緯があった。

中国税関総局(GACC)は当局のウェブサイトの声明で、ブラジルの狂牛病の予防と管理システムは、中国の関連する検疫と健康要件に準拠しており、ブラジルが生後 30 か月未満の骨なし牛肉の輸出再開することを許可することを決定したと記載されている。

ブラジル農務省では、中国への牛肉の輸出再開は、3月24日以降に屠殺された牛に適用され、 22日に中国の農業省の代表団に同行したブラジルの食肉部門ビジネスマンは、中国が2月23日まで生産された冷凍庫に保管されている牛肉部位の出荷も承認されたと説明している。

中国政府はブラジル産牛肉の市場を再開することに加えて、長期間に亘って輸出を禁止していたブラジル国内の2カ所の食肉処理場の禁輸措置を解除している。

中国向け輸出を再開するために認可を受けなければならない食肉処理場の 1 つは、2021 年 12 月から中国への鶏肉の販売が禁止されていた南大河州マラウ 市の(RS) の BRF食肉処理場 及び、2022 年8月から中国への牛肉の販売が禁止されていたマット・グロッソ州グアランタ・ド・ノルテ 市のRamax 食肉処理場となっている。

他の3カ所の食肉処理場は中国への輸出を引き続き停止処分を受けており、中国向け食肉輸出許可を受けるためには、中国政府から要求されている追加の書類を送付して、再審査を受ける必要がある。

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