2023年2月の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資は64億5,100万ドル(2023年3月23日付けヴァロール紙)

2023年2月の海外投資家によるブラジルへの対内直接投資は、64億5,100万ドルと昨年2月の197億9,300万ドルの3分の1以下に留まっている。

また今年2月の過去12か月間の累積対内直接投資残高は、GDP比4.49%に相当する880億300万ドルを記録、昨年2月の過去12か月間の累積対内直接投資残高はGDP比3.01%であった。

今年2月の過去12か月間の累積対内直接投資残高880億300万ドルは、今年2月の過去12か月間の累積経常収支赤字545億1,400万ドルを十二分にカバーする直接投資残高を記録している。

今年2月の経常収支赤字は、28億Ⅰ,500万ドルと昨年2月の41億5,500万ドルの経常収支赤字を大幅に下回っている。

ブラジル中央銀行の四半期インフレレポート (RTI)では、今年の対内直接投資残高を750億ドルを見込んでいる一方で、今年の経常収支は490億ドルの赤字を見込んでいる。

今年2月の海外投資家の株式投資は、10億⒎800万ドルと昨年2月の21億6,400万ドルの半分以下に留まっている。ブラジル国内などの確定金利付き投資は8億4,300万ドルとなっている。

中銀では今年の海外投資家によるブラジル株式市場から50億ドルが逃避すると予想、今年2月の本国への利益・配当金送金は、20億9,400万ドルと昨年2月の29億3,300万ドルを下回っている。今年の利益・配当金送金は350億ドルを予想している。

2022年2月~ 2023年2月の経常収支推移

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