今年2月の国庫庁のブラジル国債の純残高は14億6,000万レアル(2023年3月28日付けヴァロール紙)

ブラジル国庫庁の2023年2月のブラジル国債発行総額から償還総額を差引いたブラジル国際発行残高は14億6,000万レアル、国債発行総額は36億2,000万レアル、償還総額は21億6,000万レアルを記録している。

今年2月のブラジル国債購入希望のための国庫庁への新規登録者数は33万1,710人を数え、2月末のブラジル国内購入の投資者総数は前年同月比34.5%増加の2,335万5,547人、投資を継続している人数は212万1,791人、2月の新規投資者数は前月比2万4,884人増加している。

また今年2月の1000レアル迄の国債購入投資家は全体の56.8%を占め、ブラジル国債の平均投資額は7300.82レアルとなっている。

今年2月のブラジル国内で最も多くの投資を集めたのは、政策誘導金利(Tesouro Selic) 連動型国債で全体の60.9%に相当する22億レアルに達している。

またインフレ連動式ブラジル国債の購入比率は全体の24.9%に相当する9億300万レアル、半年間の確定金利付きブラジル国債は14.1%の5億1,230万レアル、新規Treasury RendAや Extra Retirement国債は 4.8%に相当する1 億 7,550 万レアルであった。

2月のブラジル国債発行のうち償還期間が5年物から10年物の比率は全体の44.4%に達し、償還期間が1年物から5年物がTOPを占めていた2021年7月以降では初めての出来事となった。償還期間が10年以上の国債比率は16.9%、償還期間が1年物から5年物は38.7%であった。

今年2月のブラジル国債プログラム残高は前月比2.3%増加の1,081億レアルに達している。インフレ指数連動国債残高は全体の51.3%に相当する554億8,000万レアル、Selic連動国債残高は35.4%の383億レアル、固定金利連動国債は13.3%に相当する143億レアルとなっている。

償還期間が1年未満のブラジル国債残高の比率は3.1%に相当する34億レアル、償還期間が1年物から5年物は65.7%に相当する710億レアル、5年以上の国債残高は31.2%の337億レアルとなっている。

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