2023年上期の第3回部会長シンポフォーラム開催

貿易部会並びに運輸サービス部会共催の2023年上期の第3回オンライン部会長フォーラムは、2023年3月28日午前9時から10時まで開催、司会は森谷フォーラム委員長が務めた。

初めに貿易部会の木村氏は、テーマ「2022 年度下期の振り返り並びに今後の展望」について、貿易部会アンケートの質問及び回答、ブラジルの貿易収支の推移、輸出品目TOP15では大豆、石油、鉄鉱石、燃料油、トウモロコシ、牛肉、輸出相手国では中国、米国、アルゼンチン、オランダ、スペイン、日本は9位、輸入品目TOP15では軽油、石油、塩化カリウム、太陽光発電池、瀝青炭、.輸入相手国では中国、米国、アルゼンチン、ドイツ、インド、ロシア、日本への輸出品目ではトウモロコシ、鶏肉、鉄鉱石、コーヒー、アルミ、輸入ではギアボックス、モーター類、コークス、レール類、対ブラジルへの直接投資の推移、今後の注目すべき項目などについて説明。質疑応答ではインフレの影響による製品コスト上昇に伴う価格転嫁、日メルコスールFTAが挙げられた。

運輸サービス部会は大胡部会長、菅原氏及び野口副部会長が「海運」、「航空貨物」、「その他の物流」並びに「旅行・ホテル・航空旅客・レンタカー」セグメントについて発表した。

昨年下期の振り返りでは、コンテナの輸出入数量、完成車輸送、ドライバルク貨物、GRU & VCP空港の航空貨物輸出入取扱数量、ジェット燃料/原油価格推移などについて説明した。

今年の展望では、航空貨物の世界及びブラジルのトレンド、今後の懸念事項、脱炭素化に向けた取り組み、ロシアとウクライナ情勢の長期化、原油価格推移、国内旅客、国際旅客、国内ホテル並びに国内レンタカーの推移、世界の航空旅客数の推移及び今後の予想アメリカ―ナ社の会社更生法申請及び2万平方メートルの倉庫スペースの行方、5月8日から5類感染症への移行、日本国籍のブラジル入国観光ビザ取得義務についても説明した。

PDF 第3回フォーラム 貿易部会

PDF 第3回フォーラム 運輸サービス部会

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