ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-PF)によると、2023年1月の鉱工業部門生産量は前月比マイナス0.3%、昨年12月の鉱工業部門生産量は前月比同率から悪化している。
今年1月の鉱工業部門生産量レベルは、Covid-19 パンデミック前の2020年2月の水準を2.3%下回っており、また過去最高水準であった2011年5月よりも依然としてマイナス18.8%に留まっている。
今年1月の鉱工業部門生産量は前年同月比0.3%増加、今年1月の過去12カ月間の累積鉱工業部門生産量はマイナス0.2%、昨年11月~今年1月の四半期の月間平均生産量はマイナス0.1%を記録している。
今年1月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.3%、調査対象の4部門のうち3部門でマイナスを記録、また25セクターのうち11セクターでもマイナスを記録している。
今年1月の鉱工業部門のセクター別調査でマイナスを記録したのは、医薬品セクターはマイナス13.0%、自動車・トラック・輸送機器セクターはマイナス6.0%、食品セクターマイナス2.1%、石油派生品・バイオ燃料セクターはマイナス1.5%、化学製品セクターはマイナス1.3%、金属セクターはマイナス2.8%、機械・装置・電気材料セクターはマイナス3.2%、情報機器・電気製品・光学機械セクターはマイナス3.5%、紙・パルプセクターはマイナス1.3%を記録している。
一方鉱工業セクターは1.8%増加、ゴム・プラスティックセクターは1.6%増加、非金属製品セクターは2.1%増加を記録している。
今年1月の鉱工業部門生産は前月比マイナス0.3%、前年同期比0.3%増加、過去12カ月間ではマイナス0.2%を記録、前記同様に資本財部門はマイナス4.2%、マイナス6.6%、マイナス0.4%を記録している。
また中間財部門はマイナス0.8%、マイナス1.7%、マイナス0.6%、消費財部門は0.1%増加、5.0%増加、0.6%増加を記録している。
消費財部門のうち耐久消費財部門はマイナス1.3%、13.9%増加、マイナス0.3%、非耐久消費財部門は0.1%増加、4.6%増加、1.0%増加を記録している。