今年3月の鶏肉輸出は23.0%増加(2023年4月10日付けヴァロール紙)

ブラジル動物蛋白質協会(ABPA)の発表によると、2023年3月の生鶏肉及び加工鶏肉輸出量は前年同月比22.9増加51万4,600トン、輸出金額は27.2%増加の9億8,050万ドルを記録している。

北半球での高い生産コストと鳥インフルエンザの影響で、鶏肉の供給量の減少に伴ってため、一部の輸入業者はブラジルからより多くの鶏肉の購入を余儀なくされたために、鶏肉輸出増加に繋がっているとブラジル動物蛋白質協会(ABPA)の Ricardo Santin会長は説明している。

今年第1四半期の鶏肉輸出量は前年同期比15.1%増加の130万トンに達し、輸出金額は25.5%増加の25億⒎000万ドルを記録している。今年第1四半期の中国向け鶏肉輸出は、前年同期比24.5%増加の18万⒎900トンを記録している。

中国国内でのCOVID-19パンデミック対応の国民の移動制限が終了した後、中国での食肉消費レベルが回復し、中国国内の鶏肉生産レベル低下したことで、ブラジル産の鶏肉輸出の増加に繋がっているとブラジル動物蛋白質協会(ABPA)のLuís Rua 理事は説明している。

今年第1四半期のサウジアラビア向け鶏肉輸出は、前年同期比69.9%増加の9万6,000トン、ヨーロッパ連合は24.1%増加の6万2,200トン、韓国向け鶏肉輸出は43.7%増加の5万900トンを記録している。

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