ペトロブラスの今年第1四半期の石油派生品生産はマイナス4.2%(2023年5月4日付けヴァロール紙)

ペトロブラス石油公社の2023年第1四半期のブラジル国内の1日当たりの石油・天然ガス・液化天然ガス(LNG)の生産量は、前年同期比マイナス4.2%の264万バレルに留まったが、海外の石油派生品を合わせた生産量は268万バレルに達している。

今年第1四半期の石油および液化天然ガスの生産は、前年同期比マイナス4.0%の214万バレル、天然ガス生産は、マイナス5.1%の49万9,000バレルに留まっている。

今年第1四半期にはサントス海盆の岩塩層下原油開発向けのItapu油田の海洋油田・ガス田のある洋上で石油・ガスを生産するための浮体式設備を備えたプラットフォームP-71 が操業開始及びカンポス海盆の新規の8カ所の油田で操業開始している。

今年第1四半期のペトロブラスの石油製油所の設備稼働率は、85%と昨年同期よりもマイナス2.0%となっているが、前四半期比ではマイナス1.0%となっている。

ペトロブラスの設備稼働率が低下した要因として、Henrique Lage精油所 (Revap), Alberto Pasqualini製油所 (Refap)及びPresidente Bernardes製油所 (RPBC)のメンテナンスプログラムによる減産となっている。

今年第1四半期のペトロブラスの石油派生品販売は前年同期比マイナス0.2%の169万7,000バレル、前四半期比ではマイナス4.2%と3カ所の石油製油所の4.3%の減産が影響している。

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