ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-REGIONAL)によると、2023年4月の15地域のうち10地域で前月比マイナスを記録している。特にマナウスフリーゾーンを抱えるアマゾナス州の4月の鉱工業部門生産量は、前月比マイナス14.2%と二桁台の大幅な落ち込みを記録、続いてペルナンブーコ州はマイナス5.5%を記録した一方で、南大河州は2.2%増加を記録している。
今年2月~4月の四半期の月間平均の鉱工業部門生産量で特筆されるのはバイア州は3.8%、パラー州2.7%、ペルナンブーコ州、2.6%、北東部地域2.2%、マット・グロッソ州1.0%とそれぞれ堅調に増加した一方で、ゴイアス州はマイナス2.5%、アマゾナス州マイナス1.1%、パラナ州マイナス1.0%、エスピリット・サント州はマイナス0.9%とそれぞれ減速している。
今年4月のブラジルの鉱工業部門生産量は前年同月比マイナス2.7%、調査対象の18地域のうち12地域でマイナスを記録。特にマラニョン州はマイナス16.4%と二桁台の落込みを記録、セアラ州マイナス7.8%、南大河州マイナス7.2%、ペルナンブーコ州はマイナス6.7%を記録している。
今年初め4か月間のブラジルの鉱工業部門の累積生産量は前年同期比マイナス1.0%を記録、調査対象の18地域のうち12地域でマイナスを記録、特に南大河州はマイナス8.7%と大幅な落ち込みを記録、続いてセアラー州はマイナス4.7%、サンタ・カタリーナ州マイナス4.5%北東部地域はマイナス4.3%ペルナンブーコ州マイナス4.1%、バイア州マイナス3.7%マット・グロッソ州マイナス3.6%、サンパウロ州マイナス3.2%、エスピリット・サント州マイナス2.4%を記録している。
2023年4月のブラジル国内の地域別鉱工業部門生産量の比較