ブラジル地理統計院(IBGE)の月間サービス生産量調査(PMS)の発表によると、2023年4月のサービス部門提供量(生産性指標)は、前月比マイナス1.6%と2月及び3月の累積サービス提供量2.1%増加から一転して大幅なマイナスを記録している。
今年4月のサービス部門生産量は前年同月比2.7%増加、今年初め4か月間の累積サービス提供量は前年同期比4.8%増加、今年4月の過去12か月間の累積サービス提供量は6.8%増加を記録していた。
また今年4月のサービス部門生産量はCovid-19 パンデミック直前の2020年2月の水準を10.5%上回っている一方で、過去最高を記録した2022年12月の水準を依然として2.9%下回っている。
今年4月のサービス部門提供量(生産性指標)のセクター別比較では、5セクターのうち4セクターでマイナスを記録、特に輸送セクターは前月比マイナス4.4%と2月及び3月の累積提供量7.5%増加から一転して大幅なマイナスを記録している。
また情報・通信サービスセクターはマイナス1.0%、教育・研究機関などの公共サービスセクターはマイナス0.6%、その他のサービスセクターはマイナス1.1%を記録した一方で、唯一一般家庭向けサービスセクターは、2月及び3月の累計サービス提供量のマイナス2.2%から1.2%増加に反転している。
2023年2月~4月のセクター別サービス提供量比較表