今年のブラジル国内の国道建設向け連邦政府及び民間企業を合わせた投資総額は300億レアルに達する可能性がある。
しかしブラジル国内経済の減速とCovid-19 パンデミックの影響による停滞期間を経て、膨大な投資を必要としている国道建設部門は、インフラ整備プロジェクトの専門家不足と穿設資材不足によるボトルネックのリスクを抱えている。
国道建設向け投資の大半を占める約200億レアルは運輸省の予算から賄われる。 国家運輸インフラ省 (Dnit) は、管理する道路網の復旧と保全を実施する請負業者を雇用するという使命を担っている。
ブラジル高速道路コンソーシアム協会(ABCR)の試算によると、今年、大規模なコンソーシアムグループが投資計画ではさらに110億レアルが含まれている。 この金額は、10年前に達した歴史的価値である107億レアルを超えている。
特に 2020 年から 2022 年の期間に締結された 17 件のプロジェクト契約に起因しており、そのうち 7 件は契約期間が30 年、投資総額は 488 億レアルに達するが、その大半の投資は最初の数年間に集中しています。 さらに10件は、連邦政府にとって戦略的と考えられる国道道路の複線化を目的とした公共事業となっている。
過去10年間の歴史的一連の高速道路プロジェクトの中で、高速道路への民間投資がピークに達する可能性があるとABCRのMarco Aurélio Barcelos会長は指摘している。
Covid-19パンデミック期間中は世界中の労働力組織の変化で、産業や土木建設部門に困難をもたらした。「Covid-19パンデミックの真っ最中に、ブラジルの失業率はほぼ14%に達した。 インフラ整備部門の労働者は、仕事が噴霧したために、他の産業部門に移動したために、マンパワー不足をきたしている。
運輸省ではあらゆる市場の動きに注意を払っており、インフラ整備部門の投資再開は生産チェーンに影響を与えると指摘している。
2010年~ 2022年の連邦政府及び民間企業の道路建設向け投資残高の推移(単位10憶レアル)