6月の消費者の信頼指数は2019 年2月以降では最高レベルに回復(2023年6月26日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)の調査によると、2023年6月の一般消費者の景況感指数(ICC) は、前月比4,1ポイント上昇の92,3ポイントに達し、2019 年2月の94,5ポイント以降では最高のレベルまで回復している。

また今年第2四半期の一般消費者の月間平均景況感指数(ICC) は、3カ月連続で増加の1,8ポイント上昇の89,1ポイントを記録している。

6月の消費者信頼感の回復は、すべての所得層に波及したことに加え、現状認識の改善と今後数カ月間の見通しの両方によってもたらされたとジェツリオ・ヴァルガス財団ブラジル経済研究所(Ibre/FGV)エコノミストのAnna Carolina Gouveia氏は指摘している。

「今後数カ月間の耐久消費財の消費意向を示す指標が6月の結果の主な要因であり、インフレの緩和とインフレ予想の観点から消費意向の悲観が後退していることを示唆しており、今後の金利も変動する」と予想している。

先行き消費指数 (IE) は 2 か月連続で改善し、3.6 ポイント上昇して 104.0 ポイントとなり、現状消費指数 (ISA) は 4.4 ポイント上昇して 75.7 ポイントに達し、Covid-19パンデミックの初めの2020 年 3 月 に記録した76.1 ポイント以来の最高水準に達している。

景況感指数(ICC) を構成する項目の中で最も指数の改善に影響を与えたのは耐久消費財の購入意向を示す指標で、11.7ポイント上昇の91.6ポイントとなり、2014年10月に記録した92.5ポイント以降では初めて90ポイント台に達した。

ブラジル経済状況に対する景況感の楽観度を示す指標も2.3ポイント上昇し、118.4ポイントとなっている。

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