穏やかなCopom議事録とインフレ指数のIPCA-15で、今後の金利は低下(2023年6月27日付けヴァロール紙)

27日午前中に発表されたブラジル中央銀行の通貨政策委員会 (Copom)の議事録では、インフレ目標に対する期待の信頼感上昇で、8月の通貨政策委員会 (Copom)ですでに利下げする可能性があることを示唆している。

ブラジル中央銀行の通貨政策委員会 (Copom)の議事録の少し前に発表されブラジル地理統計院(IBGE)が計測する前月16日から当月15日までの30日の拡大消費者物価指数IPCA-15は予想をわずかに上回っている。

午前10時20分頃の、2024年1月の銀行間預金(DI)金利は、前回調整の12.995%から12.960%に上昇した。 2025年1月のDIは10.965%から10.93%に上昇。 2026年1月のDIは10.335%から10.295%に低下。 2027年1月のDIは10.32%から10.33%となっている。

午前中に公表されたCopomn議事録で、次のステップへのシグナル伝達の程度に関して委員会内で意見の相違があり、インフレ低下環境が続けば次回のCopomn会合で方向転換がある可能性があるとの見方が大半を占めていたと報告した。

金融市場では8月のSelic金利の0.25%利下げを盛り込んでいる。XPのエコノミストたちは議事録の中で、8月のSelicの0.25%引き下げと一致しており、今年末の金利は12%になると見込んでいる。

一方インフレに関しては、6 月の IPCA-15 は 0.04% 上昇、Valor Data社が調査した中央値を僅か0.02%上回った。 主なIPCA-15に影響を与えたのはガソリン価格ので、3,40%下落した。 しかし、サービス部門の中では、調査対象となった9セクターのうちで6セクターで増加を記録、公共料金の値下げ傾向に歯止めがかかる可能性がある。

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