ヴァーレ社はトルト鉱山廃水用ダム向け運営ライセンス取得(2023年7月3日付けヴァロール紙)

資源大手ヴァーレ社は、ミナス州環境事務局の環境政策国家評議会から、Brucutu鉱山の複合施設内のトルト鉱山廃水用ダム向け運営ライセンスを取得した。

ヴァーレ社の発表によると、トルト鉱山廃水用ダムの段階的な操業開始で、高シリカ製品を高品質の製品に置き換えることにより、ヴァーレの鉄鉱石ポートフォリオの平均品質が大幅に向上し、鉄鉱石ペレットやブリケットなどの凝集塊の生産量が増加することが可能になる。

鉄鉱石混合の改善で、鉄鉱石の価格にさらに高いプレミアムを付けることが可能となり、2023年に3,600万~4,000万トン、2026年に5,000万~5,500万トンの鉄鉱石ペレットを生産する見通しとなっている。

ヴァーレ社はこの複合施設には濾過プラントがあり、生成される廃棄物のほとんどを処理し、副産物として砂を生産することに加えて固体状態での堆積を可能にし、それによってダムへの依存を減らすことができると説明している。

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