全国道路機器メーカー協会 (Anfir)の発表によると、2023年上半期の道路輸送関連機器・車両販売は、銀行金利の高止まりやクレジットなどの延滞率の増加で前年同期比マイナス2,77%を記録している。
しかし連邦政府による今年下半期の予想を上回る国内総生産伸び率の上方修正に伴って、道路輸送機器の売り上げが伸びる可能性が指摘されている。
今年上半期の累計道路輸送関連機器の新車登録台数は、前年同期の7万5,000台に対して7万3,000台に留まった。
今年上半期の特に鉱業部門やインフラ部門、農畜産向けの道路輸用重量車両部門のトラックやトレーラー販売は、4,63%増加の4万2,000台と昨年同期の4万200台を大幅に上回った。
今年上半期のステンレスタンク販売は104%増加、サイロ関連製品は77%増加した一方で、木材やコンテナキャリアを輸送するための機器は、前年同期比マイナス32.5%とマイナス22%に留まった。全国道路機器メーカー協会 (Anfir)では、今年の道路輸送向け重量機器販売は 7万5,000台を見込んでいる。
業界で「ボディ・オン・シャーシ」と呼ばれる今年上半期の軽セグメント部門は、大都市中心部での貨物の流通の影響が大きく、前年同期比マイナス11.3%の3万900 台を記録した。
今年上半期で最も減少したのは、土木建設で広く使用されているコンクリートミキサー製品で前年同期比マイナス21.4%と大幅な減少を記録している。
全国道路機器メーカー協会 (Anfir)の年初時点の予測では、2023年には14万台の輸送機器の販売が予想されていたが、新たな予想では、12月までに13万5,000台の輸送機器の販売が予想されている。