今月4日にバイア州政府は、「テスラ」と並ぶ中国の大手EVメーカーBYD社の自動車工場誘致を大々的に発表したにも関わらず、まだ特定の自動車生産工場の住所が決まっていないが、カマサリ市は有望と予想されている。
カマサリ市では米国資本フォード社の古い自動車生産工場が売りに出ており、中国の自動車メーカーが購入に興味を示している。
仮に米国資本フォード社とBYD社が何ヶ月も続いたこの交渉で合意に達しなかった場合、バイア州のジェロニモ・ロドリゲス州知事(PT)は、カマサリ市内で別の自動車生産工場向け用地を用意すると約束している。
BYDのStella Li副社長は、BYD社は自動車生産工場建設の第一段階で30億レアルを投資して1,000人の直接雇用を約束、年間15万台の自動車を清算、BYD社のStella Li副社長は最終的に5,000人の直接雇用を強調している。
BYDの南北アメリカ事業の責任者でもあるStella Li副社長は、この自動車生産工場発表のために州政府が開催したパーティーでは、最初の地元の音楽グループがステージに上がると、彼女はリズムに合わせて手をたたき、足を踏み鳴らし、 Ilê Aiyê グループの楽器奏者のバスドラムを叩き、オロドゥムOlodumが登場したとき、バイーア州のダンサーの振り付けに合わせて踊り、手首にはセニョール・ド・ボンフィンリボンを手首につけていた。
BYD社の自動車生産工場の住所はまだ決まっていないため、発表会場はBYDブランドの車両が展示されていたファロル・ダ・バーラFarol da Barraで開催された。
Stella Li副社長は、BYDが将来の事業として電気自動車、バス、トラックを生産すると説明。 また、ブラジル国内でリーズナブルな価格の電気自動車を生産し、バイア州をイノベーションの中心地にすることを約束した。 生産開始は 2024 年最終四半期が見込まれている。
ジェロニモ州知事によると、BYDと署名した協力文書には、、リチウムなどの鉱石は電気自動車向けバッテリー製造に不可欠であり州内でのリチウム鉱石の研究と生産も明記されていると説明している。
BYDのバイア州のジェロニモ州知事は、2021年にカマサリ工場を閉鎖したフォード社が所有していた州内のAratu港湾をBYDに譲渡する交渉について説明した。
先週ジェロニモ州知事並びにStella Li副社長はルーラ大統領と会談したが、BYD社のバイア州内での自動車生産工場建設に対する連邦政府の優遇税制導入を待っている。