ブラジル建設材料工業協会(Abramat)の発表によると、2023年6月のブラジル国内の建材部門売上は前年同月比マイナス3,8% 、前月比でもマイナス1,9%を記録している。また今年上半期の累積売上も前年同期比マイナス3,3%を記録している。
今年6月の建材部門売上は前年同月比マイナス3,8%、上半期の累積売上も前年同期比マイナス3,3%を記録した要因として、建材部門の仕上げ関連資材の販売減少が牽引、今年上半期の仕上げ関連資材の累積売上は前年同期比マイナス8,7%と大幅に減少した一方で、基本建材部門売上は0,3%増加を記録している。
今年6月の過去12カ月間の建材部門の累計売上は前年同期比マイナス4,4%を記録、特に仕上げ関連資材の売上はマイナス7,6%を記録した一方で、基本建材部門売上は2,3%増加を記録している。
ブラジル建設材料工業協会(Abramat)は、今年の建材部門の売り上げは前年比マイナス1%を予想しているが、昨年の建材部門の売上の前年比マイナス6,9%から回復傾向になると予想している。
今年下半期の金利は依然として高水準で、厳しい下半期になるとブラジル建設材料工業協会(Abramat)のRodrigo Navarro会長は指摘している。
もうすぐ発表が予定されているルーラ新政権の新規経済成長加速プログラム(PAC)及び2019年~2022年のジャイール・ボルソナロ政権時に“ブラジルシンボルカラー大衆住宅 緑と黄色の家 Casa Verde e Amarela”プログラムに改名して大衆住宅建設を再度経済成長加速プログラム(PAC)の大衆住宅建設“私の家、私の暮らし”(MCMV)プログラムで、今年の建材部門の売上は、プラス予想に転じることをRodrigo Navarro会長は期待している。