6月の一般消費者の信頼感指数(ICC) は、前月比4,1ポイント増加の92,3ポイント(2023年7月25日付けヴァロール紙)

ジェツリオ・バルガス財団(FGV)の消費者動向調査によると、2023年6月の一般消費者の信頼感指数(ICC) は、前月比4,1ポイント増加の92,3ポイントに上昇、2019年2月に記録した94,5ポイント以降では最高の信頼感指数(ICC)を記録している。

6月の消費者信頼感指数の回復は、調査対象のすべての所得階層に波及したことに加え、現状認識の改善と今後数カ月間の期待の両方によってもたらされている。

今後数カ月間の耐久財の消費意向を示す指標が同月の結果の主な要因となっており、インフレの緩和と将来の金利低下期待を踏まえると支出意向の悲観が後退していることを示唆している。

一部の消費者信頼感指数はここ数カ月良好の結果を達成しているにもかかわらず、消費者信頼感の持続的な改善を確認するにはまだ時期尚早であり、その主な理由は、大きな一般家庭の負債が消費者の消費傾向に影を落としており、一般世帯の経済状況が依然として非常に満足のいくレベルにないためとジェツリオ・バルガス財団(FGV)エコノミストのAnna Carolina Gouveia氏は指摘している。

消費期待指数(IE)は、2か月連続で3.6ポイント上昇して104.0ポイントに改善し、現状指数(ISA)は4.4ポイント上昇して75.7ポイントとなり、新型コロナウイルス感染症パンデミックが始まった2020年3月に記録した76.1ポイント以来の最高水準に達している。

一般消費者の信頼感指数(ICC)を構成する項目のうち耐久財の購入意向を示す指標は、指数の改善に最も影響を及ぼし、11.7ポイント上昇の91.6ポイントとなり、2014年10月に記録した92.5ポイント以来遠ざかっていた90ポイントの水準に達している。

現状の経済状況に対する信頼感指数は、2,3ポイント上昇の118,4ポイントを記録、消費者の先行き信頼感指数IE-Cはマイナス4,0ポイントの101,3ポイントに減少している。

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