2023年6月の中銀、国庫庁並びに社会保障院(INSS)で構成される中央政府のインフラ指数を差引いた実質財政プライマリー収支は、452億2,300万レアルの赤字を計上している。
今年6月の過去12カ月間の累積財政プライマリー収支は、GDP比0.41%に相当する415億レアルの黒字を計上している。2022年6月の財政プライマリー収支は145億8,800万レアルの黒字を計上していた。
今年6月の中央政府の実質財政プライマリー収支452億2,300万レアルの赤字の内訳は、国庫庁の黒字は65億5,900万レアル、社会保障院(INSS)の赤字は517億万レアルを計上、ブラジル銀行の赤字は僅か8,200万レアルであった。
今年初め6か月間の中央政府の実質財政プライマリー収支425億900万レアルの赤字内訳は、国庫庁の決算が1,226億300万レアルの黒字を計上した一方で、社会保障院(INSS)は1,649億8,400万レアルの赤字を計上、ブラジル銀行も1億2,700万レアルの赤字を計上している。
2023年度の中央政府の財政プライマリー収支目標は、2,315億レアル以内の赤字に収めることであるにも関わらず、財務省は1,454億レアルの赤字を見込んでいる。
国庫庁の発表によると、6月の実質歳入総額は前年同月比マイナス26.1%増加の1,453億万3,400レアルの一方で、歳出総額は4.9%増加の1,905億5,700万レアルを記録していた。
今年初め6か月間の実質収入総額は前年同期比マイナス5.3%の9,378億3,200万レアル、一方支出総額は5.1%増加の9,790億8,900万レアルを記録している。
今年6月の連邦公社の配当金支出は51億5,800万レアルの一方で昨年同月の配当金支出は 270億2,100万レアルであった。
今年6月の連邦政府の公共投資はマイナス17.41%の49億8,200 万レアルの一方で、昨年同月は9.4%増加の223億万8,200レアルであった。