今年6月の連邦政府の純公的負債残高はGDP比59.1%(2023年7月28日付けヴァロール紙)

2023年6月のブラジルのインフレ指数を差引いた実質公的負債残高は、GDP比59.1%に相当する6兆960億レアルを記録、5月のGDP比57.8%に相当する5兆9,360億レアルよりも1,600億レアル増加している。

ブラジル中央銀行によると、6月のブラジルの実質公的負債残高が前月比で1,600億レアル増加した要因として、レアル通貨に対するドルの為替変動幅5.4%のインパクトが大きく、0.7ポイントの増加に結び付いている。

また6月のブラジルの財政プライマリー収支赤字は、実質公的債務残高を0.5ポイント押し上げる効果に繋がり、名目利払いも0.4ポイント押し上げた一方で、名目GDP伸び率は0.3ポイントの減少効果となっている。

また今年6月のインフレ指数を差引かない名目公的債務残高は、5月の7兆5,640億レアルから7兆9,540億レアルと3,900億レアル増加、GDP比では73.6%で推移している。

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