ペトロブラスは株主への配当金支払方法を変更(2023年8月1日付けヴァロール紙)

現在のペトロブラス石油公社の製油所の燃料卸売り価格が国際コモディティ価格との販売価格差が短期および中期的に維持された場合、株主に対する株式の配当金支払はさらに引き下げられる可能性がある。

7月28日にペトロブラスは同社株主への配当金支払い方法の計算方法変更を発表、営業キャッシュフローと投資額の差額 のフリーキャッシュフローの60%を配当金に充てていたが、今後は45%に縮小すると発表していた。

ここ数週間、世界的な経済活動拡大と燃料在庫の減少の見通しを受けて、石油の国際コモディティ価格が上昇。この状況はペトロブラスに卸売り価格の値上げをするよう圧力をかけている。昨日の1バレル当たりのブレント油は1.21%高の85.43ドルで取引を終えた。ドルの下落はバレル価格の上昇を相殺するには十分ではなかった。

ペトロブラス傘下の製油所のディーゼル燃料の卸売価格は国際コモディティ価格より リットルあたり 0.73 レアルに相当する 23.9% 安い。ガソリン価格は1 リットルあたり 0.38 レアルに相当する15.1%安く大木が誤差が生じていると、ブラジルインフラセンター(CBIE) は指摘している。

ペトロブラスはまた、現在は世界経済の回復について大きな不確実性が存在しており、それがエネルギー需要に直接影響し、ボラティリティや基準価格の上昇に反映されていると指摘している。

ペトロブラスの現在の事業計画では、2023年から2027年までの5か現計画では780億ドルを投資することが目標としているが、労働組合は最大の受益者の一つであるにもかかわらず、ペトロブラスは株主に高額の配当を分配しているとしてルーラ政権から標的にされており、株主への報酬を減額すれば、より多くの投資資金が残ると指摘している。

28日にペトロブラスは自社株買いを実施する可能性があると発表。 BTGパクチュアルは、普通株式または優先株式 の自社株買いに含まれる可能性のある株式の数量と種類について疑問を表明している。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=54814