Santos Brasil社の第2四半期の純益は前年同期比マイナス3% (2023年8月9日付けヴァロール紙)

港湾ターミナルの取扱量トップのSantos Brasil社の2023年第2四半期の純益は、前年同期比マイナス3.3%に相当する9,440万レアルに留まった要因として、特に中国向け国際コモディティ商品の輸出減少で、今年第2四半期のコンテナ取扱量は、前年同期比マイナス11,8%の29万9,000コンテナに留まっている。

Santos Brasil社最大のコンテナ取扱量を誇るサントス港湾ターミナルの第2四半期のコンテナ取扱量は、マイナス13,3%に相当する26万コンテナと二桁台の減少を記録している。

コンテナ取扱量の大幅な減少の要因として、本来より回復力のある一次産品の輸出が後退。世界中で食肉の禁輸措置が行われ、コーヒー消費量が低迷したことがブラジルの輸出に悪影響を与えている。

Santos Brasil社の今年第2四半期の税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、総資本に対してどの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示す(Ebitda) は、昨年締結された契約上の再調整と液体事業の運営開始の恩恵を受けて3,5%.増加の2億2億2,200万レアル、純売上は1,3%増加の5億730万レアルを記録している。

Santos Brasil社は今年第2四半期の投資は52.5%増加の1億2,570万レアル。特にパラー州ビラ・ド・コンデ港湾ターミナルとマラニョン州イタキ港湾ターミナルの液体バルクターミナルの建設工事に投資されている。

Santos Brasil社は既にイタキ港内にゼロから建設されるグリーンフィールド」投資による液体バルクターミナルに投資を始めており、2026 年末までに、生産能力は 20万立方メートルのターミナル建設が見込まれている。

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