ペトロブラスは2027年までにカンポス海盆のプレソルト鉱区の原油開発に180億ドルを投資(2023年8月10日付けヴァロール紙)

ペトロブラス石油公社は、2027年までにカンポス海盆の岩塩層下プレソルトの原油開発に180億ドルを投資するが、この投資計画には、6基の新規定置型生産ユニット(UEP)設置と200以上の新規油田の開発を予定している。

ペトロブラス社によると、原油・天然ガス開発以外にも新5か年計画には石油・ガスパイプライン構造の再活性化や光学ネットワークの拡大も含まれていると説明している。

2025年中にジュバルテ海盆に到着予定のプラットフォーム船であるFPSOマリア・キテリアを例に挙げ、同社がエネルギー転換において、最新式のユニット搬入に足踏みしていたと同社プレソルト鉱区開発担当のPaulo Marinho取締役は説明、この最新FPSOユニットはオール電化式で、複合サイクル技術を初めて搭載していると付け加えた。

ペトロブラス社は、カンポス盆地で40年以上に亘って原油開発を行ってきているが、新しい探査鉱区の開発、既存の施設との相乗効果を求めているとマリーニョ取締役は、パネルディスカッション「エスピリット・サント州の投資機会」で説明している。

同社は先週、リオ州のカンポス海盆にあるバラクーダ油田とカラティンガ油田の再生事業で稼働するFPSOの契約公募開始を発表していた。

 

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