新経済成長加速プログラム(PAC-3)の投資総額は1兆7,000億レアル (2023年8月11日付けヴァロール紙)

ルーラ大統領は投資総額が1兆7,000億レアルに達する新経済成長加速プログラム(PAC-3)を発表、2026年までの投資は投資総額1兆7,000億レアルの大半を占める1兆4,000億レアルが見込まれており、投資金の大半は民間部門からの投資が見込まれている。

2007年に左派政権の労働者党のルーラ大統領は、国内経済を牽引するために経済成長加速プログラム(PAC-1)発表、ジウマ・ロウセフ政権では引き継ぐために経済成長加速プログラム(PAC-2)発表していた。

新経済成長加速プログラム(PAC-3)の課題はプロジェクト工事の完工率を引き上げることであり、2007 年から 2010 年のPAC-1では 10% 未満、2010 年以降)のPAC-2 では僅かに 25% を上回る完工率に過ぎなかった。

投資総額1.7兆レアルが9つの産業分野に投資され、そのうち1.4兆レアルは2026年までとなる。新しいPAC-3の投資金は連邦政府の一般予算から3,710億レアルが見込まれており、国有企業から3,430億レアル。3,620億レアルはファイナンス。そして民間部門からは6,120億レアルの資金調達が見込まれている。

PAC-3の投資先及び投資金額分配金

持続可能でレジリエントな都市部門、6,100億レアル。

エネルギー移行と安全保障部門、5,400億レアル。

効率的で持続可能な輸送部門、3,490億レアル。

防衛部門は530億レアル。

教育部門、450億レアル。

健康・保健部門、310億レアル。

すべての人に水をプロジェクト部門、300億レアル。

デジタル インクルージョンとコネクティビティ部門、280 億レアル。

社会的かつ包括的なインフラストラクチャー部門、20億レアル。

社会経済開発銀行(BNDES)のアロイジオ・メルカダンテ総裁は、同銀行がPAC-3プロジェクトを支援するために4,400億レアルに達する資金を用意していると説明している。

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=55062