ブラジル地理統計院(IBGE)の継続的全国家庭サンプル調査(Pnad Continua)の調査結果を発表によると、2023年第2四半期の27州対象の前四半期比の月間平均失業率は8%、僅か8州の失業率が前四半期比で減少を記録している。
今年第2四半期のブラジルの平均失業率は8%と第1四半期の平均失業率8,8%から0.8%の減少を記録している。今年第2四半期の失業率が最も高かったのはペルナンブーコ州の14,2%に対して、失業率が最も低かったのはローライマ州の2,4%であった。
今年第2四半期のブラジル国内の製造業部門を牽引するサンパウロ州の失業率は、7,8%と第1四半期の平均失業率8,5%から0.7%減少を記録している。
農畜産業が牽引する中西部地域の今年第2四半期の平均失業率は、第1四半期の平均失業率7%から5,7%と大幅に減少している。
今年第2四半期の男性の平均失業率は6,9%に対して、女性の平均失業率は9,6%と大幅な誤差が依然として生じている。また白人の平均失業率は6,3%と平均失業率を大幅に下回っている一方で、黒人の平均失業率は10%、褐色は9,3%とそれぞれ平均を大幅に上回っている。
2023年第1四半期及び第2四半期の各州の平均失業率の推移
2023年第1四半期及び第2四半期の各州の
2023年第2四半期の各州の自営業者の比率
2023年第2四半期の各州の正規雇用労働者の比率