企業経営者の景況感指数(Icei) は、調査対象の29セクターのうち23セクターで前月比増加を記録(2023年8月22日付けヴァロール紙)

製造業部門の企業経営者対象の全国工業連盟(CNI)調査によると、2023年8月の企業経営者の景況感指数(Icei) は、調査対象の29セクターのうち23セクターで前月比増加を記録して回復傾向を示している。

またブラジル国内の4地域対象の8月の企業経営者の景況感指数(Icei) では、南部地域の除く3地域で回復を記録している。この企業経営者の景況感指数(Icei) 調査は8月1日から9日にかけて1963人の加盟企業経営者対象に実施された。

冶金、金属製品、家具、自動車の4業種セクターは前月に似に推移していたが、20セクターで景況感指数が上昇している。

調査対象の29セクターのうち8つのセクターで景況感指数が後退し、その中で繊維セクターは自信感から自信喪失の一線を越える52ポイントから49.3ポイントと分岐点を割込んでいる。履物セクターは、ICEI は 52.1 ポイントで安定している。

景況感指数結果に影響を与えた要因の中には、8月初めに発表された最初の政策誘導金利Selic引き下げが挙げられる。小売業、サービス部門、正規雇用市場における好業績に加えて、今後の金利切下げサイクル突入が見込まれていると全国工業連盟(CNI)エコノミストのLarissa Nocko氏は指摘している。

調査対象の製造業部門で最も景況感指数が高いセクターは、香水、クリーニング、個人衛生セクターで59.6ポイント。非金属鉱物セクターの56.8 ポイント。メンテナンスと保守セクター56.5 ポイント。そしてバイオ燃料セクターは56.2ポイントに上昇している。

8月の信頼感指数が低いセクターとして木材セクターは、7 月の 44.2 ポイントから 8 月の 43.8 ポイントに低下。ゴム製品セクターは44.8ポイントから44ポイントに上昇し。皮革および人工皮革製品セクターは、前津津よりも2 ポイント低下して 46.7 ポイントとなった。

地域別の景況感指数調査では、中西部地域は、3.1ポイント増加。北東部地域でも力強い進歩があり、2.3 ポイント上昇し、南東部地域でも2.2 ポイント上昇した。

南部地域では景況感指標の改善がより緩やかで1.1ポイント上昇、北部では0.9ポイント上昇。南部地域だけが指標 49.9 ポイントで、カットオフラインに非常に近く、50 ポイントに近づいている。

 

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=55275