激安ファストファッションSHEINがForever 21や小売販売と提携(2023年8月24日付けヴァロール紙)

アジアの巨大企業Shein社は、自社プラットフォームでForever 21の製品を販売し、将来的にはアメリカのファストファッション会社の店頭に実店舗をオープンする可能性がある。

Shein社はForever 21との商業契約を発表し、同社のプラットフォーム上で小売業者の製品を販売、将来的には米国企業の「ファストファッション」販売時点内に自社の実店舗を開設する可能性がある。

Shein社のForever 21との商業契約を発表は、アジアで少量生産される最低価格の衣料品を扱うファストファッション小売業者以上の存在となる可能性があり、Shein 社の次のステップへも進化を示すものである。

Forever 21との契約で、SheinはForever 21の親会社であるSparcグループの株式の約3分の1を買収することになる。一方、Sparcグループは中国企業の少数株を購入したが、株取引の金銭的条件は明らかにされていない。

Sparc グループは、Authentic Brands Group と Simon Property Group の合弁事業であり、 Authentic Brands や Forever 21 に加えて、同社は Reebok、Aéropostale、Eddie Bauer などの製品も販売している。

Forever 21は、Sheinの 1 億 5,000 万人の顧客ベースへのアクセス権を獲得、2020 年の破産申告から立ち上がって以来、同社にさらに大きなプラットフォームを提供する。Sheinにとって、Forever 21のプラットフォームは小売市場で認知されたブランド製品の販売に繋がる。

米国の小売業者は製品を製造し、Shein に販売し、Shein が自社のプラットフォームで入手できるようにする。 Forever 21の製品はSheinの製品よりもわずかに高価となっている。

Shein社は中国本土で設立されたが、北京政府から逃れるため2021年に本社をシンガポールに移転しており、今年初めの企業価値は660億ドルだ。 2022年の同社の売上高は約220億ドルであった。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=55328