7月のブラジルの経常収支は36億ドルの赤字を記録(2023年8月25日付けヴァロール紙)

25日ブラジル中央銀行の発表によると、2023年7月のブラジルの経常収支は、36億500万ドルの赤字を記録したが、昨年7月の経常収支赤字52億8,500万ドルを17億ドル近く減少している。

今年7月の過去12カ月間のブラジルの累積経常収支は、GDP比2.52%に相当する510億6,700万ドルの赤字を計上している。

ブラジル中央銀行の最終四半期インフレレポート (RTI)では、2023年のブラジルの経常収支は450億ドルの赤字を見込んでいる。

今年7月の海外投資家による対内直接投資は、42億4,400万ドルと昨年7月の72億500万ドルよりも大幅に減少している。

今年7月の過去12カ月間の累計の対内直接投資残高は、GDP比3.54%に相当する716億6,300万ドルと昨年同期のGDP比3.38%よロも増加を記録、過去12カ月間の累計経常収支赤字510億6,700万ドルを十二分にカバーできる対内直接投資残高を記録している。

今年7月の海外投資家による対内直接投資のうち金融部門の投資残高は、12億400万ドルと昨年7月の7億1,800万ドルの2倍近くに増加している。

7月のブラジル国債向け買い越し残高は、1億6,400万ドルと昨年7月の17億100万ドルの売り越し残高から一転して黒字を計上している。

また7月のサンパウロ証券取引所B3並びにニュヨーク証券取引所の株式投資は、12億1,900万ドルの買い越し残高を記録している。

今年7月の海外投資家の本国への利益・配当金送金は、39億8,800万ドルと昨年7月の35億7,500万ドルよりも4億ドル増加、ブラジル中央銀行では今年の利益・配当金総額を380億ドルを見込んでいる。

 

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