8月のインフレ指数IPCA-15は電力料金値上げが牽引して予想を上回る0.28%を記録(2023年8月25日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)が7月16日から8月15日までの30日で計測する8月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)は、7月のマイナス0.07%から一転して0.28%増加を記録している。

Valor Data社が35社のコンサルタンと会社及び金融機関対象の調査では、8月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)の最低予想0.1%増加、最高予想0.25%、平均予想0.16%、実際は最高予想0.25%を上回る0.28%増加を記録している。

8月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)の0.28%増加を牽引したのは、電力エネルギーの4.59%の値上げであり、0.18ポイントに相当するインパクトに結び付いている。

8月の過去12カ月間の累計拡大消費者物価指数(IPCA-15)は、4.24%と7月の3.19%増加よりも大幅に上昇、今年初め7か月間の累計拡大消費者物価指数(IPCA-15)は、3.38%増加を記録している。

Valor Data社が29社のコンサルタンと会社及び金融機関対象の調査では、8月の過去12カ月間の累計拡大消費者物価指数(IPCA-15)の最低予想は4.03%、最高予想は4.21%、平均予想は4.12%であった。ブラジル中央銀行の今年のIPCA-15の中央予想値は3.25%、許容値は∓1.50%が見込まれている。

8月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)の前月比の調査対象の9部門のうち6部門で増加を記録、住居部門は前月のマイナス0.94%から1.08%増加、前記同様に家庭用品部門はマイアス0.40%から0.01%、健康・パーソナルケア部門は0.07%から0.81%、個人消費部門は0.38%から0.60%、教育部門は0.11%から0.71%それぞれ増加を記録している。

一方8月の拡大消費者物価指数(IPCA-15)で前月比マイナスを記録したのは、食品・飲料部門は前月のマイナス0.40%からマイナス0.65%、何時五部門は0.04%からマイナス0.03%、輸送部門は0.63%から0.23%それぞれ減少を記録している。

インフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA-15)は、ブラジルの正式なインフレ指数の広範囲消費者物価指数(IPCA)の予想として先行して発表、1最低サラリーから40最低サラリーの所得層を対象に調査、ブラジリア連邦直轄地とゴイアニア市の地方自治体に加えて、9大都市圏を対象に調査されている。

2022年8月~2023年8月のIPCA-15の月間増減推移

2022年8月~2023年8月のIPCA-15の月間中央目標値、上限値、過去12カ月間の累計IPCA-15指数の推移

2023年8月のIPCA-15の部門別の増減

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