今年のタイヤ販売は前年比マイナス2.4%予想(2023年8月29日付けヴァロール紙)

2023年初め7か月間のブラジル国内のタイヤ販売は前年同期比マイナス5.5%に相当する3,070万本と昨年同期の3,240万本を170万本下回っている。今年7月のタイヤ販売は前月比マイナス9.6%に留まっている。

21社のタイヤメーカーが加盟しているブラジルタイヤ工業協会(Anip)のKlaus Curt Müller会長は2023年のブラジル国内のタイヤ販売は前年比マイナス2.4%に留まると予想している。

今年初め7か月間の部門別タイヤ販売では、4 部門のうち、乗用車 はマイナス6.9%、小型商用車 マイナス7%、トラックなどの貨物車 はマイナス16.2%の3部門で減少している。

今年初め7か月間の部門別タイヤ販売で唯一増加を記録したのは二輪車向けタイヤ販売で前年同期比9.7%増加の580万本を記録している。今年の二輪車向けタイヤ販売で前年比9.0%増加が見込まれている。

ブラジル国内のタイヤ 販売量の約50%を占める乗用車部門は、今年7月までに1,630万本のタイヤを販売したが、これは前年同期比マイナス6.9%。自動車メーカーへのタイヤ直接販売では、0.5%微増、スペアタイヤ販売はマイナス9.4%を記録している。

タイヤ販売数の 12% を占める貨物車部門は最悪のパフォーマンスで、累計タイヤ販売本数は16.2%減の380万本。自動車メーカー向け販売は20.4%減少の90万本となっている。

 

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