ブラジル銀行協会連盟(Febraban )ではクレジット減速傾向は安定化の兆候か(2023年9月21日付けヴァロール紙)

ブラジル銀行協会連盟(Febraban )は、クレジット残高の伸び率は13カ月連続の低迷を経て、今年8月に初めて安定化の兆しを見せた。

クレジット部門伸び率の年率は2022年6月の17.8%から低下し、今年7月までは着実に勢いが失速して8.2%、8月には8.1%となった。

今年7月から8月にかけて僅かな減少を記録、安定傾向に突入したかどうかを確認するには新たな数値を待つ必要があるが、ペースは半分以下に減少した後、2023年の最終業績予想の7.6%増加に近づ​​き始めている。 2024 年のクレジット部門伸び率予想は7.9% が見込まれている。

BNDES.8月のクレジット部門では、融資先が自由に選択できない限定クレジットの伸び率は1.9%増加、そのうち個人向けクレジットは1.5%増加、法人向けクレジットは2.6%増加している。

8月の融資先が自由に選択できる自由クレジット伸び率は、前月比0.9%増加が見込まれており、法人向けは1.2%増加、個人向けクレジットは0.7%増加、過去12カ月間では、7月の10.4%増加から9.5%増加に縮小すると予想されている。

8月のクレジット部門の減速は、Selic金利引き下げによる金融緩和プロセスの開始、企業セグメントにおけるリスク認識の重要な改善、そして終わりに近づいている兆候など、マクロ経済シナリオで認識される改善によって影響を受けるはずとFebraban経済担当のSardenbergディレクターは説明している。

 

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