今年上半期の新築住宅販売は9,8%増加の一方で新築住宅リリース軒数はマイナス13,8% (2023年9月26日付けヴァロール紙)

20社の不動産会社が加盟するブラジル不動産開発業者協会(Abrainc)の発表によると、2023年上半期の新築住宅販売は、前年同期比9,8%増加の6万8.965軒を記録している。

今年上半期の新築充う宅販売は大衆住宅、中級住宅並びに高級住宅ともに販売は好調に推移しており、特に中高級住宅販売軒数は、22,8%増加の2万33軒と二桁台の大幅な伸び率を記録している。

今年上半期の大衆住宅建設“私の家、私の暮らし”(MCMV)プログラムによる新規住宅販売軒数は4,2%増加の4万7.061軒数、中高級住宅販売総額は9,8%増加の88レアルに対して、大衆住宅販売総額は13,1%増加の100億レアルに達している。

一方今年上半期の新規住宅リリース軒数はマイナス13,8%の4万9.505軒、販売総額は1,7%増加の150億レアルであった。

今年上半期の中高級住宅向けの新規住宅リリース軒数はマイナス59,4%の9.317軒に留まり、販売総額はマイナス34,8%の61億レアルに留まっている。

大衆住宅建設“私の家、私の暮らし”(MCMV)プログラムによる新規住宅リリース軒数は17,2%増加の3万9.544軒、新規住宅リリース総額は64,3%増加の87億レアルに達している。

今年7月には、大衆住宅プログラムユニットの最高価格を引き上げ、消費者の購買力を向上させる措置が承認された。 今後数カ月間、手頃な価格の住宅市場が大幅に成長するとAbraincのLuiz França会長は予想している。

 

https://camaradojapao.org.br/jp/?p=55973