ペトロブラス石油公社のJean Paul Prates総裁は、赤道直下近辺のポチグア鉱区の岩塩層下の石油・天然ガスの採掘調査には4カ月から5カ月を要すると説明している。
先月29日にブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)は、この地域での事前操業活動(APO)終了から数週間後、リオグランデ・ド・ノルテ海岸のポティグア海盆で石油を掘削するための環境ライセンスを付与した。
この掘削船は、フォス・ド・リオ・アマゾナス海盆で井戸を掘削するためにアマパ州に配置されていたが、ブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)からの環境ライセンスの拒否により、掘削船はカンポス海盆に移動していた経緯があった。
ブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)がフォス・ド・アマゾナスでのAPO実施を承認した場合、ペトロブラスは環境ライセンスを取得するために、切削船を直ちにアマパ州に戻さなければならないと説明している。
ペトロブラスの優先事項は、フォス・ド・リオ・アマゾナス海盆、ポティグア海盆、バレイリーニャス海盆で順番に油田鉱区を掘削することと説明。 最初のライセンス申請は昨年4月に提出されたとPrates総裁は説明している。
ブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)がフォス・ド・リオ・アマゾナス州の環境ライセンス付与を拒否したことを受け、ペトロブラス社は決定の再考を求めていた経緯があった。
ブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)の 最初の環境ライセンスの否認に応じて、ペトロブラスが提出した再検討要求は5月25日に行われていた。
ペトロブラスのPrates総裁によれば、赤道直下地域の石油探査投資は、エネルギー転換との関連で矛盾するものではないと強調している。
ペトロブラス社は、石油埋蔵量が確認できれば、今後5年間で210億ドルの投資と320億ドルの連邦政府への歳入が見込まれ、さらに約50万人の直接・間接雇用の創出も見込んでいる。