8月の鉱工業部門生産は前月比0,4%増加も予想を下回った(2023年10月3日付けヴァロール紙)

ブラジル地理統計院(IBGE)の鉱工業部門生産調査(PIM-PF)によると、2023年8月の鉱工業部門生産は前月比0,4%増加したが、7月のマイナス0.6%を一部補う結果となっている。

Valor Data社が26社のコンサルタント会社及び金融機関対象の調査では、最低予想がマイナス0,3%、最高予想が1,1%増加、平均予想の0,6%増加を下回っている。

今年8月の鉱工業部門生産は前年同月比0,5%増加、Valor Data社の調査では、最低予想がマイナス2,5%、最高予想が1,5%増加、平均予想の1,1%増加を大幅に下回っている。

今年8月の過去12カ月間の鉱工業部門の累計生産はマイナス0. 1%、今年初め8か月間の鉱工業部門の累計生産はマイナス0.3%を記録している。

今年8月の鉱工業部門生産レベルは、過去最高を記録した2011年5月の水準を依然として18,3%下回っており、またCovid-19 パンデミック発生時の2020年2月の水準を1,8%下回っている。

今年8月の鉱工業部門の4部門のうち3部門で増加を記録、また調査対象の25セクターのうち18セクターで増加を記録している。

今年8月の鉱工業部門の資本財部門生産は前月比4,3%増加を記録、前年同月比マイナス15,4%を記録している。

また前記同様に耐久消費財部門生産は8%増加したが、6月はマイナス5,5%、7月はマイナス3,9%と2カ月連続で大幅な落ち込みを記録していた。

非耐久消費財部門生産は1%増加、前年同月比では3,5%増加を記録している。また中間財部門生産はマイナス0,3%、前年同月比では0,4%増加を記録している。中間財部門生産は鉱工業部門生産の55%を占めている。

過去1年間の鉱工業部門生産の推移

過去1年間の過去12か月間の鉱工業部門の累計生産の推移

今年8月の鉱工業部門の部門別生産伸び率

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