ゼツリオ・バルガス財団ブラジル経済研究所(FGV/Ibre)の調査によると、2023年9月の住宅賃貸調整率(IVAR) はマイナス1,74%と8月の1,86%増加から一転して減少に転じている。
今年9月の過去12か月間の累積住宅賃貸調整率(IVAR)は、8月の7,49%増加から5,64%増加から1,58%と大幅な減少を記録している。
今年8月と9月のブラジル国内の主要都市の住宅賃貸調整率(IVAR)の推移比較では、サンパウロ市の住宅賃貸調整率(IVAR)は1,46%増加 からマイナス0,34%に転じている。
前記同様にリオ市は1,09%増加から1,08%増加と横ばい、ベロ・オリゾンテ市は2,84%増加からマイナス0,02%、ポルト・アレグレ市は2,50%増加からマイナス6,83%に転じている。
今年9月の住宅賃貸調整率(IVAR)の前年同月比比較では、ポルト・アレグレ市は5,62%増加からマイナス1,23%に転じている。
前記同様にサンパウロ市は6,42%増加から6,24%とほぼ横ばい、ベロ・オリゾンテ市は10,45%増加から10,15%増加、リオ市は9,42%増加から9,76%増加と唯一増加を記録している。
住宅賃貸調整率(IVAR)は、ブラジル国内の不動産市場における住宅家賃の月次推移を測定するために用いられている。